蔵人ブログ

Kurita's blog

令和2酒造年度蔵人ブログ 火入れ~片付け

2021.04.16

こんにちは。隠岐酒造公式蔵人ブログです。いつの間にか桜が散ってしまっていることに最近気づいたこの頃です。

さて、残す作業は普通ものの火入れのみとなりました。(その後の片づけはGWくらいまで続きますが・・・)

普通ものの火入れの様子をどうぞ!タンク・ホース・ポンプを確実につなぎ準備をします。重要な個所はホースバンドを2本使って固定します。

このプレートヒーターに蒸気を通し、同時近接した別回路に生の清酒を通して清酒を温めます(熱交換)。温められた清酒はタンクに下呑みから静かに入っていきます。

逆流防止弁付きの本器から入ります。

そして1本のタンクに規定量の清酒が満たされると、この切り替え機でタンクを替えていきます。(コックを2本同時に閉まった状態にすると危ないですよ) ということでこの日は約5万ℓの火入れ(タンク5本使用)でした。その後は一定の時間をおいてからタンクに水をかけて急冷させます。

丸一日冷却して火入れ終了です。

火入れの作業はタンクやタンクのフタ、ホースの洗浄、冷却水のホースをつなぐなどの前準備が最重要となります。陽の当らない地味な作業となります。はっきり言っておもしろくもなんともありません。しかしながらこの作業をやりきらないとお客様にいい酒をお届けすることができないと考えます。(少量生産の特定ものなら瓶火入れという手がありますが・・・)

今年も様々な種類の清酒を造ったわけですが、これらが陽の目を見るのはいつになることやら。コロナ変異株、ワクチンの遅れ・・・今回の波は長引きそうです。様々なキャンペーンもどうなるのか? 酒の品質の管理をどうするのか。フレッシュローテーションはほぼ不可?

不安ばかりが頭をよぎります。 まあとにかく片付けに突入です。

今回はストレスのたまる内容でした。それでは!

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