蔵人ブログ H26BY-5 ~酒粕の行方~
2015.03.27
ご無沙汰しております。蔵人ブログです。今回のテーマは酒粕です。
醪を圧搾機にて絞りますと清酒と酒粕(板粕)に分離できます。画像の 右側に見えますのが圧搾機です。酒粕(板粕)は圧搾板にこのような状態で密着しています。これを一枚一枚丁寧にはがしていきます。毎日毎日大量の酒粕ができ、運ぶのも重労働です。丁寧にはぎ取った板粕は規定の大きさと重量にカットされ袋詰めされ商品となります。
さて、カットして残った端の部分やその他の余剰分の酒粕はどうなるのでしょうか?板粕を丁寧に酒粕専用貯蔵タンクに敷き詰めていき、上から圧力をかけ空気を抜きます。上記画像のようにきれいに整地(?)してシートで被い、初夏まで熟成させてやります。
熟成され、柔らかくなった酒粕は漬物用の酒粕として出荷されます。
以上、酒粕についてでした。(終)