令和元酒造年度蔵人ブログ ~山卸し~
2020.02.06
こんにちは。蔵人ブログです。
やっと冬が来ました。この季節はこうでないと!これで酒造りもより順調に進むことでしょう。
さて今回は生酛の「山卸し(酛摺)」の様子をどうぞ!ただし都合により画像は少なめです。半切りの中に蒸米と麹と仕込水を入れよく攪拌して(手酛)一晩置いておきます。さあ、「山卸し」の開始です。通常3回に分けて行います。1回目!なかなかつぶれないものです。腕や肩に疲労が蓄積します。重労働です。(唄でも歌いながら大人数でやれば少しはましかも) 当然愚痴もでてきます。
「どれくらいまでやりますかっ」
「もう少し」
「・・・・・・・」
「これくらいでいいか。どうせ酵素で溶けるし」
「えっ」上の会話は冗談です。3回目終了時にはきれいにペースト状になりました。(もちろん手抜きはありません)半切3枚を一つのタンクに寄せて(酛寄)本日無事終了です。これからやく1か月この生酛の世話をすることとなります。
ちなみにこの生酛は「隠岐誉 室町の純米酒」となります。
今回は「山卸し」の1コマでした。
それでは!