令和元酒造年度蔵人ブログ ~普通酒火入れ~
2020.04.11
こんにちは。蔵人ブログです。
今現在社会情勢は・・・・・
蔵人としては、とにかく早く「今酒造年度のお酒つくりを完了したい」というのが本音です。
さて、今回は前回に続き「火入れシリーズ第2弾 普通酒の火入れ」についてです。普通酒につきましてはプレートヒーターで一気に火入れを行います。本日は約4万リットルの生原酒を約4時間で処理し、4本の貯蔵用タンクに入れていきます。右にあるのがプレートヒーターで左にあるタンクは「待ち桶」となります。まずは「待ち桶」に生原酒をポンプで送ります。さらに「待ち桶」から別ポンプでプレートヒーターに生原酒を送ります。ちなみに「待ち桶」を上から見てみると・・・黄金色をしています。これが本来のお酒の色なんですね左にあるのが別ポンプです。右はプレートヒーター通過後のお酒の温度を監視する温度計となります。ここで温度が許容範囲であれば切り替え器を通過して貯蔵用のタンクにお酒は入っていきます。「下呑」から静かに、なるべく酸化しないように入っていきます。逆流防止弁がちゃんとついてますよ。ちなみにタンクの上側はこんな感じ。そして火入れ完了後、適度な時間をおいて冷水で一気にタンクごと冷却します。冷却開始直後はこんな感じで湯気が立ち、なんとも言えない光景となります。丸1日冷却させ完了です。
今回は普通酒の火入れについてでした。(火入れシリーズ終わり!)
それでは、また!!